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【活用】かつよう ▫ᴶᴬ|定義|1st|20250808175107-00-⌔

活用 - ウィクショナリー日本語版

日本語

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名詞

活用 (かつよう)

  • 人や物が持つ能力や機能、あるいは制度や規則などを十分に活かし、用いること。
    • 1872年、福沢諭吉「学問のすすめ」1
      • ✤ 学問はただ読書の一科にあらずとのことは、すでに人の知るところなれば今これを論弁するに及ばず。学問の要は活用にあるのみ。活用なき学問は無学に等し。
    • 1955年、下村湖人「青年の思索のために」2
      • ✤ 頭脳の錬磨は、主として記憶と思考とによって行われます。記憶は思考の手がかりであり、思考は記憶の活用だということが出来ましょう。
  • (文法) 動詞などが文中において、相・態・時制・人称・数等や接辞に応じて語形を変化させること。また、その変化の仕方。
    • 1924年、喜田貞吉「間人考」3
      • ✤ かくてさらにそのハシタナがク・シ・キの活用をなすに至ったのは、本義を忘れられて後の語形上の変化であろう。
    • 1948年、木村荘八「ハイカラ考」4
      • ✤ やがてこの言葉は「ハイカる」と云った工合に語尾の活用を起して動詞となって働き出し、江戸弁に「ヘエカラ」と訛っても通用するようになり、「貧乏ハイカラ」「田舎ハイカラ」等の派出語も従えつつ、

動詞

活用する (かつようする)

  • (他動詞) 〔人や物の〕能力や機能を十分に活かし、用いる。
    • 1947年、海野十三「探偵小説と犯罪事件」5
      • ✤ 私がそう答えたのは、私がずっと前にその「手口による犯罪捜査術」を勉強して覚えていたのをちょいと活用しただけのことである。そしてこういう勉強は、探偵小説家としては当然しておくべきことの一つなのである。
    • 1952年、中谷宇吉郎「大雪山二題」6
      • ✤ せっかく総司令部の特別の好意で、その基礎の調査は、少くも一部分はとっくに完成しているのであるが、こういう資料を活用しようという気風が、現在の日本には、ほとんどないようである。
  • (自動詞, 文法) (動詞などの言葉が)文中において、相・態・時制・人称・数等や接辞に応じて語形を変化させる。
    • 1937年、折口信夫「国語と民俗学」7
      • ✤ いとほしと言ふ言葉は、平安朝で有力になつたが、どうも、もとは「嫌だ」と言ふ事らしい。「厭ふ」と言ふ言葉を語根にしてをりまして、それを形容詞に活用させて、いとほしと言ふんだが、どうも、嫌だと言ふ事に使つたのが第一義らしい。
    • 1942年、橋本進吉「古代国語の音韻に就いて」8
      • ✤ これも「あたみ」をするということで、動詞で「あたみ、あたむ、あため」と活用するものでありますが、それが名詞になって「あたみ」になり更に「あたん」と転じたものでしょう。
活用

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発音

  • (東京式) かつよー [kàtsúyóó] (平板型 – [0])
  • IPA: [ka̠t͡sɨᵝjo̞ː]
  • X-SAMPA:/katsM_H(_0)jo_H:/
  • (京阪式) かつよー

発音

  • (東京式) かつよーする [kàtsúyóósúrú] (平板型 – [0])
  • IPA: [ka̠t͡sɨᵝjo̞ːsɨᵝɾɯ̟ᵝ]
  • X-SAMPA:/katsM_H(_0)jo_H:.sM_H(0)l_a-M_H/
  • (京阪式) かつよーする

Printed 2026-06-28.

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Footnotes

  1. 青空文庫(2008年1月14日作成、2014年4月28日修正)(底本:「日本の名著 33 福沢諭吉」中公バックス、中央公論社、1984(昭和59)年7月20日初版) https://www.aozora.gr.jp/cards/000296/files/47061_29420.html

  2. 青空文庫(2015年12月7日作成)(底本:「青年の思索のために」新潮文庫、新潮社、1990(平成2)年8月25日50刷) https://www.aozora.gr.jp/cards/001097/files/49825_57788.html

  3. 青空文庫(2011年6月30日作成)(底本:「先住民と差別喜田貞吉歴史民俗学傑作選」河出書房新社、2008(平成20)年1月30日初版) https://www.aozora.gr.jp/cards/001344/files/49817_44336.html

  4. 青空文庫(2008年12月12日作成)(底本:「日本の名随筆別巻95 明治」作品社、1999(平成11)年1月25日第1刷) https://www.aozora.gr.jp/cards/001312/files/49301_33996.html

  5. 青空文庫(2018年11月24日作成)(底本:「海野十三全集別巻2 日記・書簡・雑纂」三一書房、1993(平成5)年1月31日第1版第1刷) https://www.aozora.gr.jp/cards/000160/files/58613_66542.html

  6. 青空文庫(2017年2月3日作成)(底本:「中谷宇吉郎集第五巻」岩波書店、2001(平成13)年2月5日第1刷) https://www.aozora.gr.jp/cards/001569/files/57307_60889.html

  7. 青空文庫(2009年8月4日作成)(底本:「折口信夫全集 12」中央公論社、1996(平成8)年3月25日初版) https://www.aozora.gr.jp/cards/000933/files/47184_35794.html

  8. 青空文庫(1999年11月9日公開、2012年1月22日修正)(底本:「古代国語の音韻に就いて他二篇」岩波文庫、岩波書店、1985(昭和60)年8月20日第8刷) https://www.aozora.gr.jp/cards/000061/files/510_46839.html

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