たくさん - ウィクショナリー日本語版

日本語

形容動詞・名詞

たくさん【沢山、卓散いずれも当て字】

  • 数が多い様。
    • ある日のこと、汽車が重い荷物や、たくさんな人間を乗せて過ぎていきましたときに、レールのある部分に傷がついたのであります。(小川未明「負傷した線路と月」)〔1925年〕1
    • 伝兵衛はその岩の上へあがって往って網を投げたが、その網にはたくさんな魚が入っていた。(田中貢太郎「亀の子を握ったまま」)〔1938年〕2
  • 十分である様子。十分すぎる様子。それ以上は要らない様。うんざりなさま。
    • 「先生もうたくさんです。たくさんですよ。ご生ですからやめてください。これからもう先生のタクトなんかとりませんから。」(宮沢賢治「セロ弾きのゴーシュ」)〔1934年〕3
活用

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副詞

たくさん【沢山、卓散いずれも当て字】

  • 数多く。いっぱい。

語源

  • 「語源未詳」(三省堂:金田一「新明解国語辞典」(1979))

発音

  • (東京式) たくさん [tàkúsáń] (平板型 – [0])
  • IPA: [ta̠kɯ̟ᵝsã̠ɴ]
  • (京阪式) たくさ ​ ん

Printed 2026-07-08.

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Footnotes

  1. 青空文庫(2017年9月24日作成)(底本:「定本小川未明童話全集 4」講談社、1977年C第2刷) https://www.aozora.gr.jp/cards/001475/files/52986_62848.html 2020年3月2日参照。

  2. 青空文庫(2010年10月20日作成)(底本:「伝奇ノ匣6 田中貢太郎日本怪談事典」学研M文庫、学習研究社、2003年10月22日初版) https://www.aozora.gr.jp/cards/000154/files/45553_41062.html 2020年3月2日参照。

  3. 青空文庫(1999年7月23日公開 2008年10月25日修正)(底本:「新編銀河鉄道の夜」新潮文庫、新潮社、1994年6月5日13刷) https://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/470_15407.html 2022年9月27日参照。